臨床研究事例

本HPでご紹介している研究は、患者の方々の診療録やデータを用いて解析を行うことで病気の原因や新たな診断方法・治療法の開発を目指したものです。ここで紹介している臨床研究において、臨床検体を用いる全ての研究は、その必要性や実施方法などを、当院の倫理委員会の厳重な審査で許諾されたもののみ行われています。その際に患者様の検体を当院の倫理委員会の許諾の上、過去にさかのぼって使わせていただくことがあります。このような研究は現在、以下のものが行われておりますが、その場合、本研究の解析には用いて欲しく無いと申し出ていただければ使用いたしません。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)実態調査

研究期間:2020年5月29日~2030年3月31日

研究責任者:黄 英文

研究目的および概要:研究に関する情報公開文書」参照
 

COVID-19に関するレジストリ研究
研究期間:2020年4月15日~2023年1月31日
研究責任者:黄 英文
研究目的および概要:研究に関する情報公開文書」参照
 

ファビピラビル等の抗ウイルス薬が投与されたCOVID-19患者の背景因子と治療効果の検討(観察研究)

研究期間:2020年4月15日~2020年12月31日

研究責任者:黄 英文

研究目的および概要:研究に関する情報公開文書」参照

気管支拡張症合併難治性喘息の実態調査

研究期間:倫理委員会承認~2024年12月31日

研究責任者:黄 英文
研究目的および概要:気管支拡張症合併難治性喘息の実態調査」参照

急性および遷延性咳嗽患者における呼気一酸化窒素測定の有用性の検討
研究期間:倫理委員会承認から~2021年3月31日
研究責任者:黄 英文
研究目的および概要:
気管支喘息および咳喘息(以下.喘息)の診断において呼気一酸化窒素(FeNO)は有用です.咳喘息の頻度が最も高い慢性咳嗽においてFeNOの有用性は報告されておりますが, 急性および遷延性咳嗽患者におけるFeNOの有用性は明らかとなっておりません. FeNOが急性および遷延性咳嗽患者においても診断に有用であるかどうかを検討することが今回の研究の目的です.
その研究目的、研究方法は当院の倫理委員会で十分に審査され、承認されたものです。 患者さんの診療録や検査データ、保存されている試料または新規試料を用いて解析を行いますが、個人名、住所などはすべて完全に匿名化され、個人を特定することは不可能になっており、患者さんご自身に不利益が及ぶことはありません。喘息を患っている多くの患者さんの将来の利益のために行われている研究ですので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
研究対象:2017年9月1日から2019年3月31日の間に,近医より咳嗽精査目的で当院呼吸器内科外来に紹介された症例を対象といたします。
問い合わせ先:呼吸器内科 黄 英文

喘息・COPD診断における検査実施率の検討
研究期間:倫理委員会承認から~2021年3月31日
研究責任者:黄 英文
研究目的および概要:
現在,喘息とCOPDの合併疾患であるAsthma and COPD overlap:ACOを正確に鑑別することは必ずしも容易ではありません。実臨床でどのような病歴・検査を用いて診断しているかを調べ、診断精度を向上させる方法を検討することが今回の研究の目的です。
その研究目的、研究方法は当院の倫理委員会で十分に審査され、承認されたものです。 患者さんの診療録や検査データ、保存されている試料または新規試料を用いて解析を行いますが、個人名、住所などはすべて完全に匿名化され、個人を特定することは不可能になっており、患者さんご自身に不利益が及ぶことはありません。喘息およびCOPDを患っている多くの患者さんの将来の利益のために行われている研究ですので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
研究対象:2018年1月1日から3月31日までに当院呼吸器内科専門医外来を受診され、喘息、COPDおよびACOと診断された症例を対象といたします。
問い合わせ先:呼吸器内科 黄 英文

肺癌における背景因子・検査方法・治療効果・予後解析
研究期間:倫理委員会承認から~2025年3月31日
研究責任者:谷 哲夫
研究目的および概要:
私たちは、これまで肺癌を患われた患者様に様々な検査を行い、診断、治療を行って参りました。これら検査方法や治療は、その時点における最新の知見に基づき、一般に広く適用された治療ガイドラインを参考に行っています。
今後、肺癌の治療成績をさらに向上させるべく、今まで行ってきた検査・治療法に関して、再度評価し、反省する必要があります。
研究目的、研究方法は当院の倫理委員会で十分に審査され、承認されたものです。 患者さんの診療録や検査データ、保存されている試料または新規試料を用いて解析を行いますが、個人名、住所などはすべて完全に匿名化され、個人を特定することは不可能になっており、患者さんご自身に不利益が及ぶことはありません。
研究対象:2016年1月1日から2025年3月31日までに当院で肺癌に対して抗癌剤を含む薬剤を導入された症例を対象といたします。
問い合わせ先:呼吸器内科 谷 哲夫

脊髄横断症状を有した肺癌脊椎転移症例の臨床的検討
研究期間:倫理委員会承認から~2020年3月31日
研究責任者:黄 英文
研究目的および概要: 
肺癌は高率に骨転移を来しやすく、特に脊椎は転移の好発部位です。脊椎転移による脊髄横断症状が発症するとQOLおよび生命予後が悪化することがわかっていますが,一方で,脊髄横断症状出現後の臨床経過を詳細に観察している研究は少ないです。当院で経験した肺癌脊椎転移による脊髄横断症状を認めた症例に対してその臨床経過を複数項目から評価し、検討することを目的としております。その研究目的、研究方法は当院の倫理委員会で十分に審査され、承認されたものです。 患者さんの診療録や検査データ、保存されている試料または新規試料を用いて解析を行いますが、個人名、住所などはすべて完全に匿名化され、個人を特定することは不可能になっており、患者さんご自身に不利益が及ぶことはありません。肺癌を患っている多くの患者さんの将来の利益のために行われている研究ですので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
研究対象:2014年2月1日から2017年6月30日までに、当院で経験した肺癌脊椎転移の症例を対象とします。
問い合わせ先:呼吸器内科 黄 英文

歯性感染症を背景とした肺および胸腔内感染症の臨床的検討
研究期間:倫理委員会承認から~2023年3月31日
研究責任者:黄 英文
研究目的および概要:歯性感染症が肺実質、胸膜および胸腔内感染症の原因となることは既知の事実ですが、呼吸器感染症の原因における頻度や臨床経過に及ぼす影響は明らかではありません。呼吸器感染症の原因における歯性感染症の頻度や臨床経過に及ぼす影響を明らかにする。その研究目的、研究方法は当院の倫理委員会で十分に審査され、承認されたものです。 患者さんの診療録や検査データ、保存されている試料または新規試料を用いて解析を行いますが、個人名、住所などはすべて完全に匿名化され、個人を特定することは不可能になっており、患者さんご自身に不利益が及ぶことはありません。多くの患者さんの将来の利益のために行われている研究ですので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
研究対象:2014年2月1から2018年3月31日までに、当院で経験した呼吸器感染症の症例を対象とします。
問い合わせ先:呼吸器内科 黄 英文

腹膜転移を有する原発性肺癌症例の検討

研究期間:倫理委員会承認から~2022331

研究責任者:黄 英文

研究目的および概要:腹膜転移を有する原発性肺癌は治療経過中に診断されるものは約0.2%と稀であるが、予後不良とされている。 臨床経過を明らかにして、で今後の有用な指標の発見、開発に寄与することを目的としています。

その研究目的、研究方法は当院の倫理委員会で十分に審査され、承認されたものです。 患者さんの診療録や検査データ、保存されている試料または新規試料を用いて解析を行いますが、個人名、住所などはすべて完全に匿名化され、個人を特定することは不可能になっており、患者さんご自身に不利益が及ぶことはありません。肺癌を患っている多くの患者さんの将来の利益のために行われている研究ですので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

研究対象:201411から20161231日までに、当院で経験した肺癌腹膜転移の症例を対象とします。

問い合わせ先:呼吸器内科 黄 英文

殺細胞性抗癌剤の単独治療により長期生存が得られた非小細胞肺癌症例IV期の検討

研究期間:倫理委員会承認から2019年3月31日

研究責任者:谷 哲夫

研究目的および概要:殺細胞性抗癌剤の単独治療による長期生存例と非長期生存例を比較することで予後予測因子や治療効果を判定するための有用な指標の発見、開発に寄与することを目的としています。

その研究目的、研究方法は当院の倫理委員会で十分に審査され、承認されたものです。 患者さんの診療録や検査データ、保存されている試料または新規試料を用いて解析を行いますが、個人名、住所などはすべて完全に匿名化され、個人を特定することは不可能になっており、患者さんご自身に不利益が及ぶことはありません。肺癌を患っている多くの患者さんの将来の利益のために行われている研究ですので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

研究対象:2012年1月1日~2016年12月31日までに当院で殺細胞性抗癌剤治療歴を有する非小細胞肺癌IV期の患者さんを対象とします。

問い合わせ先:呼吸器内科 谷 哲夫

 

精神疾患合併および非合併肺癌の後ろ向き観察研究

研究期間:臨床研究審査委員会承認日~2020年3月31日

研究責任者:谷 哲夫

研究目的および概要:精神疾患合併の肺癌症例と精神疾患非合併の肺癌症例の各種臨床データを比較および後ろ向き解析により本疾患の病態を解明して、疾患の予後予測因子や治療効果を判定するための有用な指標の発見、開発に寄与することを目的としています。

その研究目的、研究方法は当院の倫理委員会で十分に審査され、承認されたものです。 患者さんの診療録や検査データ、保存されている試料または新規試料を用いて解析を行いますが、個人名、住所などはすべて完全に匿名化され、個人を特定することは不可能になっており、患者さんご自身に不利益が及ぶことはありません。肺癌を患っている多くの患者さんの将来の利益のために行われている研究ですので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

研究対象:2010年1月1日~2017年12月31日までに当院に受診歴のある肺癌患者さんを対象とします。

問い合わせ先:呼吸器内科 谷 哲夫