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立川病院が新病院として動き出しました。戦時中に東京第二陸軍共済病院として設立され、戦後も共済病院と呼ばれながら長く地域にとっての市民病院として親しまれてきた立川病院ですが、旧本館の老朽化が著しく、また南棟、東棟と病棟が分散していたことの弊害も無視できなくなりました。そこで2017年夏、隣の敷地に9階建ての病院を新築し、そこに外来、入院、検査、手術など全機能を集約した次第です。もちろん、これまで通り、慶應大学医学部との強い連携に支えられた急性期総合病院であり続けることに変わりはありませんが、病院が新しくなることで一体何が変わったのでしょう。
まず第一は、何と言っても地震に強い病院になったことです。30年以内に震度6弱以上の地震に襲われる確率が26%以上とされるこの地域ですが、その基幹病院が被災して機能不全に陥ってしまっては大変です。それを回避するためにも、新病院では免震構造を採用し、地震直後も病院機能を維持しながら医療の提供を続けられるようにしました。さらに病院駐車場敷地内に被災者に適切な医療を迅速に提供できるようにトリアージセンターを設けました。併せて運ばれてきた重症救急患者さんに対応するため、ER(救急外来)を拡大整備しました。
新病院の第二の目玉はコンピュータの活用です。今やなくてはならないコンピュータですが、この機会にコンピュータで制御された最新鋭の医療機器を導入し、診断や治療の向上を目指しています。とくにCTと呼ばれる断層撮影と、血管造影や放射線治療を組み合わせた本邦でも稀な高度医療システムを取り入れ、従来では困難だった診断や治療をより正確に、より速く、より安全に行えるようになりました。
コンピュータ化は入院生活や外来の待ち時間などにもメリットをもたらすようになり、患者さんにも是非実感していただきたいところです。例えば入院患者さんにとっての悩みの種はインターネットからの隔絶です。その不安を解消するために新病院では全病室でWiFiをご利用いただけるようにしました。
一方、外来患者さんからは「待ち時間が長い」という声をよく耳にします。その根本的解決は容易でありませんが、一つの妥協策は、「自分の順番が今どの辺にあるのか」の情報を簡単な方法で知って頂くことです。そこで今回、試験的ではありますが、ご自身のスマートフォンで外来の待ち順番表示を見られるようにしました。これによっても待たされる時間は変わらないかも知れませんが、窮屈な待合室ではなく、カフェテリアでコーヒーを飲みながらのんびりと待ち時間を過ごすことが可能になります。
新病院になって変わったことの三番目は患者さんにとってより快適な空間、癒やされる環境、心地よい病院を目指したことです。本来なら居たくない病院でしょうが、それでも多少は気分を落ち着かせ、明るい気分になっていただけたら、という願いから、暖かい柔らかい色や照明を病院のエントランス、廊下、部屋など各所に配しました。それだけではありません。4階にはテラスを設け、許されるなら入院の合間に少しでも外気を吸い、陽の光を浴びることができるように配慮しました。さらには隣の市民会館や公園と連続する立地を活かし、病院の建物周囲にも緑を多く配しました。2018年にはこれまであった入院病棟跡地には緑で囲まれた広いロータリーが整備され、立川駅と国立駅を結ぶ路線バスが病院玄関まで入って来るようになりました。
当院の病院理念である「質の高い思いやりのある医療の実践」に加え、患者さんが、たとえ闘病中であっても、どこかで「幸せ」を感じていただけるような時間、あるいは空間を持っていただけるように、立川病院はまだまだ進化を続けます。
医療情報検索サイト「メディカルノート」に当院の情報が掲載されました
三田村顧問のインタビューと病院情報が掲載されています
診療受付 |
午前 8時15分 ~ 午前 11時30分 ※入口は8時開錠になります 開錠に合せてお越しください |
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休 診 日 | 第1・3・5土曜日、日曜日、祝日 年末年始(12月29日-1月3日) |
認定 | 地域医療支援病院 東京都指定二次救急医療機関 |
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