健康コラム

おしっこの切れがわるい|立川病院
おしっこの切れがわるい

泌尿器科医長 明瀬 祐史

みなさん、おしっこの切れがわるいと感じたことはありますか?あまり周りのひとと話し合うこともないと思いますが、若いころにそういうことはなかったですよね。

来院される患者さんのなかで「おしっこの切れが悪い」という表現をされる方の多くは男性で、排尿後におしっこがピタッととまらずにだらだらでてしまうとか、トイレのあとからポタポタと下着を濡らしてしまうことでお困りのようです。

あとからポタポタと尿がもれてしまうことは排尿後尿滴下といいます。40歳を過ぎたあたりから年齢とともに増加します。男性の場合排尿後尿滴下の原因は尿道のなかに残ってしまったおしっこ(尿道内残尿)だと考えられています。尿道の中におしっこがのこってしまう理由としては加齢と尿の勢いの低下があって、その背景には前立腺肥大症があることもあります。

男性では排尿後に陰茎をよくふって尿道内残尿をきるように指導したり、あるいは尿道のなかでいちばん太い球部尿道があるのは陰茎の付け根あたり(陰嚢のうら)ですので、そこから尿道を出口へむけてこするようにしぼり出すという方法もあります。 

薬剤治療を行う場合には尿の勢いを改善するものが有効な場合があります。

前立腺肥大症が背景にあるかたのなかで残尿が多かったりすると手術治療も検討することになります。手術治療に関しましては泌尿器科ホームページもご参照ください。

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