健康コラム

糖尿病の検査って?| 立川病院
糖尿病の検査って?

中央検査科主任 大江知宏

糖尿病ってどんな病気?

糖尿病とは血糖値を下げる唯一のホルモンであるインスリンが機能低下、もしくは不足などにより高血糖状態が続く病気です。

自覚症状がないため、気が付いたら進行してしまっています。

一度糖尿病になると完治することはありません。

普段の生活から気をつけていかなければいけません。
 

ヘモグロビンA1cって何?

ところで糖尿病検査でヘモグロビンA1cという検査を耳にしたことはあると思いますがどういった検査かご存知でしょうか?

ヘモグロビンを知っている方は多いと思いますが、ヘモグロビンとは赤血球中にある蛋白質です。

このヘモグロビンが糖と結合してヘモグロビンA1cとなります。

すなわち高血糖状態が続けば続くほどヘモグロビンA1cの数が増えていくということです。これを全体のヘモグロビンとの割合を出したものがヘモグロビンA1c値(%)になります。

血糖値は現在の血糖の値になりますが、ヘモグロビンA1cは赤血球の寿命(約120日)の約半分1〜2ヶ月前の平均血糖値に反映しています。

ですので検査前日に食事を抜いても数値は変わりません。
 

どうなったら糖尿病なの?

このヘモグロビンA1cの値が6.5%(NGSP※)以上だと糖尿病型と判定されます。
※国際標準値

 

他にも

○早朝空腹時の血糖値が126mg/dl以上
(朝、食事をしていない空腹時の血糖値)

○ 75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)2時間値の血糖値が200mg/dl以上
(75gのブドウ糖を摂取した2時間後の血糖値)

○随時血糖値が200mg/dl以上
(食事の時間など関係なくランダムで測定した血糖値)

 

いずれかを認められた場合は糖尿病型と判定されます。

ヘモグロビンA1cと上記3つの血糖値の内一つでも糖尿病型と判定されれば糖尿病と診断されます。他にも診断基準はありますが、一度は健康診断などで検査をしてみることをお勧めします。また検査をされている方は今一度ご自分の数値を確認して気になることがありましたら当院にご相談ください。

 

糖尿病には1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病などがあります。

1型糖尿病は自己抗体や感染症などが原因になりますが、2型糖尿病の原因として『肥満』『運動不足』『ストレス』『暴飲・暴食』などの不規則な生活習慣が主な原因になっています。糖尿病の90%以上がこれに当たります。

こういった原因に気をつけて、糖尿病になりにくい体を作っていく事が大事だと思います。

  
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 糖尿病・内分泌代謝内科

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