健康コラム

息切れに要注意!|立川病院
息切れに要注意!

診療部長・循環器内科 森谷 和徳

息切れに要注意!

何だか最近、「息が切れる」「息苦しい」「息がはずむ」、そんなことありませんか? 歳のせいかと思っていた。でももしかしたら、それは年齢のせいだけではなく何か病気のサインかもしれません。こうした呼吸に関連した症状は、心臓や肺などの病気が原因で血液中の酸素が不足して引き起こされていたり、あるいは貧血などが原因で起こる場合もあります。
健康な人でも、運動時には息切れを感じますし、また、歳をとると軽い作業でも息切れすることはありますが、こうした症状が生理的な範囲内のものであるか、あるいは病的なものかを見分けることが大切です。症状の感じ方には個人差はありますが、「同年代の人と一緒に階段を昇ると自分だけ遅れる」「今までは何ともなかったのに、最近急に坂道を途中で休まないと息が続かなくなった」などは病的である可能性が高くなります。

息切れの原因になる心臓や肺の病気

心臓が原因であれば、心不全による症状かもしれません。心臓は全身の各組織に血液を送るいわばポンプのような役割をしています。心不全というのは、このポンプの機能が低下して全身の組織に送るべき血液が不足している状態です。心臓の筋肉の病気や心臓の中にある弁の機能異常、あるいは虚血性心疾患や不整脈などの心臓病が原因であることもあれば、最近では高血圧を背景に心不全を発症する高齢者も多数見られます。

一方、肺が息切れの原因の場合はどうでしょう。肺は血液の中に生きるために必要な酸素を取り入れる臓器です。肺の病気のために血液の中にうまく酸素を取り込めず身体が酸欠のような状態になっている場合もあります。肺の病気にもいろいろありますが、最近では慢性閉塞性肺疾患(COPD)と呼ばれる病気が増えています。

息切れの症状が気になる時はどうぞ病院を受診下さい。あるいはおじいちゃんやおばあちゃんが息苦しそうにしているようであれば是非病院を受診するようにお勧め下さい。立川病院には、心臓や肺などの専門医が待機して適切な治療・管理を提供致します。

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