健康コラム

子供がめまいや頭痛で朝起きられない|立川病院
子供がめまいや頭痛で朝起きられない

小児科医長 内田 創

子供がめまいや頭痛で朝起きられない

お子さんが毎年春や秋の時期などにめまいや頭痛などの症状に悩まされていませんか? 身体疾患を疑っていろいろ調べてみたけど何も異常がないといわれてしまったという場合は、起立性調節障害かもしれません。
起立性調節障害は朝起きられない子どもの7割にも及ぶといわれています。

起立性調節障害とはどういう病気なの?

人の体は自律神経が起立時に心臓や血管に作用して血圧や心拍数をコントロールすることで、重力に逆らって十分な血液を脳に送るようにしています。しかし、思春期などの成長が著しい子ども達にとっては、身長が伸びても自律神経のコントロールが追いつかなかったり、心臓そのものも十分に成長しきれていない状態となることで、起立時に脳に血液を十分送ることができず、めまいや頭痛、起床困難などの症状を引き起こしやすくなります。

どうやったらわかるの?

臥床時と起立時の心電図、血圧などの変化を調べる検査をおこなうことで診断することができます。また治療経過を同じ検査で確認していきます。当院でも決まった時間に検査を行っておりますのでご相談ください。

治療法はあるの?

起立性調節障害と診断されるお子さんには、もともと水分や塩分を控えめに摂取している方が多いことも特徴です。まずは朝起きたら水分と塩分を摂取するためにスポーツ飲料やお味噌汁などを飲んだり、少しずつ枕を高くして体を起こしていくようにするなど起立した状態に体を少しずつ慣らしていくようにしていきます。そういった方法でも改善しない場合は血圧を上げるお薬などによる内服治療もあります。また、症状によって学校にいけない場合や内服治療によっても改善しない場合などは当院小児科に心療小児科という専門外来もありますのでお問い合わせください。

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